その城は、歴史の教科書には載っていない「思考の武器」を、あなたに授ける。

講師紹介

皆さん、こんにちは。文化人類学者の いとばや先生 です。 私の探求は、歴史の物語が、現代に生きる私たちのアイデンティティをいかに形作っているのかを解き明かすことに、長く捧げられてきました。なかでも、栄光と悲劇、そして再生の物語が幾重にも織り込まれた琉球・沖縄の歴史は、私の研究の中心的なテーマです。 2019年の首里城火災は、私にとって大きな衝撃であると同時に、これまで光の当たらなかったその複雑な歴史を、今こそ多くの人々と共有したいという想いを、改めて強くする出来事でした。 この講座は、単なる学術的な講義ではありません。知的な冒険への、皆さんへの招待状です。 長年のフィールドワークと史料研究に基づき、この講座を、単なる知識の習得以上の体験となるよう設計しました。私の目的は、皆さんの中に、世界を批判的に読み解くための新しい「思考のOS」をインストールすることです。講座では、「文化の混淆性」「聖と俗の相互浸透」そして「断絶と連続」といった概念を共に探求していきます。 私と共に、首里城の奥深い物語を紐解いていきましょう。歴史を、そして私たち自身を見る目が変容する、この知的な旅へ、さあ、一緒に出発しましょう