あなたの組織は、急激な変化を生き残れるか?
現代の企業が抱えるこれらの病理に対する処方箋は、実は沖縄本島南東に浮かぶ「神の島」、久高島の祭祀システムに隠されています。 人口わずか数百人のこの島は、外部からの強大な圧力に晒されながらも、一枚岩ではない「二重構造」のシステムを構築し、数百年にわたりコミュニティを維持してきました。本講座では、文化人類学・民俗学の知見を「現代の組織論」へと鮮やかに翻訳し、あなたの組織の深層をアップデートするための強力な視点を提供します。 1.「攻め」と「守り」の空間配置: 相反するイノベーションと保守の機能を、お互い潰し合うことなく組織内に共存させる設計思想。 2.役割(ロール)によるエンパワーメント: 属人的な才能に依存せず、「システム」が平凡な個人をリーダーへと引き上げる仕組み。 3.組織の「二重構造」戦略: 表向きのルール(看板)と、現場の実態(裏のネットワーク)のズレを、組織崩壊を防ぐバッファとして活用するしたたかさ。 4.「死」と「再生」のナレッジ共有: ベテランの引退や離職を単なる損失とせず、組織の新陳代謝と富(経験)の再分配へと変える循環の哲学。
糸林 誉史(いとばや先生) |文化人類学者・国家資格キャリアコンサルタント
文化人類学者として、四半世紀以上にわたり社会組織やネットワークの研究を行ってきました。ここ14年間は、沖縄やアジア各地の伝統産業を対象に、人とモノがどのように関係を結び、価値を生み出すのかをアクターネットワーク理論を用いて探求し、後継者育成などの支援にも取り組んでいます。 コロナ禍において熱心な社会人学生の方々と出会ったことがきっかけで、私はある強い課題意識を抱きました。それは、AIが瞬時に「答え」を出す現代において、人間に残された最後の砦は、自らの経験に基づいて本質的な「問い」を立て、未来を切り拓く「判断力」だということです。この信念から、「学びは最高の遊び」をコンセプトにしたeスクール『リベラーツ』を設立しました。 「なぜ?」からはじまる知の冒険へ、一緒に出かけましょう!
Curriculum
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1
Chapter 1: 聖なる島の二つの軸 〜「外」との外交、「内」なる守護〜
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(Included in full purchase)
Lesson 1.1 [Video] ニライカナイとウタキ:見えない世界との「外交」 (11分)
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Lesson 1.2 [Text] 深掘りコラム:家屋配置に見る「神」との距離
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2
Chapter 2: 女たちが神になる時 〜役割(ロール)によるエンパワーメント〜
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Lesson 2.1 [Video] イザイホーの衝撃:システムが人を「神」にする (9分)
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Lesson 2.2 深掘りコラム:男は海人(ウミンチュ)、女は神人(カミンチュ)〜役割分担の過去と現在〜
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3
Chapter 3: 上書きされた組織図 〜「門中」と「ムトゥ」の二重構造〜
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Lesson 3.1 [Video] 制度の地層学:新しい看板と古い実態 (10分)
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Lesson 3.2 [Text] 深掘りコラム:組織の「深層」分析 〜表向きの組織図と裏側のネットワーク〜
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4
Chapter 4: 循環する生と死 〜小宇宙としてのシマ〜
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Lesson 4.1 [Video] 葬送とンバギ:死を分かち合うコミュニティ (10分)
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Lesson 4.2 [セルフワーク] 最終課題:私の「小宇宙」憲章
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5
附録:久高島 フィールドワーク案内
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フィールドワーク案内〜「神の島」を歩き、読み解く〜
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受講生・推薦の声
論理的整合性だけを追うビジネスフレームワークに限界を感じていた多くのリーダーたちが、久高島の「再生の論理」からブレイクスルーの糸口を掴んでいます。
『カリスマを待つのではなく、システムが平凡な人をリーダーにする』というChapter 2のイザイホーの解説に強く共感しました。今の過度な成果主義の中で、いかにしてメンバーに『役割(ロール)』を与え、エンパワーメントしていくべきか。属人性を排した究極の役割分担社会の仕組みは、次世代リーダーの育成やチームビルディングに悩むすべてのマネージャーにとって必見の内容だと思います。
製造業 人事部マネージャー
文化人類学や民俗学の知識が、こんなにも自分自身の働き方やキャリアのヒントになるとは思っていませんでした。特に最後の『個人の引退を組織の富の再分配に変える(ンバギ)』という循環の思想には深く考えさせられました。単なるビジネススキルではなく、変化の激しい時代に自分自身の『ブレない核』を見つめ直す、最高の知の冒険(リベラルアーツ)でした。
コンサルティング会社 プロジェクトリーダー
論理(ロジック)だけでは、組織は動かない。
先人たちが残した究極のサステナビリティ(持続可能性)の思想から、あなたの職場に隠されたネットワークの正体を暴き出してみませんか?